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お宝探しとライバル

コスモス日記  

 

 

 

   「お宝探しとライバル」

 

 

 

  私は仕事後、自宅近くのスーパーに時々寄り道する事がある。スーパーに入ると、入り口正面の惣菜コーナーそっちのけで真っ先にスィーツコーナーに向かう。走りたい気持ちを懸命に抑え、出来るだけ平静を装いながらそこへ向かう。

 

  目的地のスィーツコーナーに着くと、運が良ければ半額になったプリンや、エクレア、ロールケーキなど多くのお宝に遭遇することができる。以前は通常品に紛れてランダムに値引きシールが貼られていた。最近は方針が変わった

 

のか、値引き商品のみで集められた一角が設けられ、そこに様々なお宝スィーツが並ぶようになった。しかし、そのわかりやすいレイアウトになった事を素直に喜べない自分がいる。以前はスィーツコーナーに行って、通常品の中から宝物探しをするように、半額シールの貼られたお宝を見つけ、手にした時の高揚感が私は好きだった。

 

  そしてそんな私にライバルのおじちゃんがいた。

 

ある日、お宝探しをしていた私の買い物カゴを見て、そこに宝物が眠っている事を知ったのか、おじちゃんもすぐに商品棚に近づき、同じようにお宝探しを始めた。その様子は真剣そのものだった。

 

 

 

  またある日は、全然値引きシールの貼られていない棚にそのおじちゃんはいた。

 

  (もう…、あっちの棚に行けばあるに…!まさか見つけられなかったのかな…)

 

  なんだかもどかしい気持ちになったが、さすがに声かける勇気はないので、おじちゃんに買い物カゴの中のお宝をさりげなく見せてみた。するとハッとしたような顔をしたおじちゃんは、私の買い物カゴのお宝を見ると、迷う事なく目的の商品棚へ向かった。私は一人にんまりした。

 

  またある日は、私が行った時には既におじちゃんにお宝をほとんど大量ゲットされていて、惨敗した事もあった。おじちゃんは意気揚々としていた。

 

  私にとってそのおじちゃんはいつの間にかライバルになっていた。

 

 

 


豪邸

コスモス日記 豪邸

「豪邸」
  実家の近くに大きな豪邸がある。
その豪邸は、私が幼稚園に行ってた頃から毎日目にしていた。
  毎日の幼稚園バスが停まる丁度目の前にあったからだ。
  そびえ立つ頑丈な門扉。
その横には、巨大で真っ白なシャッターゲート。お洒
落な洋風の建物で、煙突や大きな窓がたくさんあり、
ため息が出るような素敵な豪邸だった。
  普段は外から中の様子が全く見えないのだが、ごくたまにシャッターゲートが上がる瞬間を目にすることがあった。
  子ども心にワクワクした気持ちが抑え切れなかった。
  シャッターゲートが上がると高そう な外車が数台見える。
  想像をはるかに越える中庭の広さ。

 

外から見えていた柳の木は、さらに迫力を増し、ゆらゆらと枝がしだれ、どこか妖しげな雰囲気を醸し出していた。
でもシャッターはそう長くは上がっていない。気づけばまた、あっという間にシャッターは降り、外界との距離をとるかのように封鎖される。
  もっと見たい!どんな人が住んでるんだろう。どんな部屋になってるんだろう。
  憧れとミステリアスでいっぱいのその豪邸が、いつも気になってしょうがなかった。

 

(何度か夢にも出てきたほど。)
こんなにも魅了してやまないその豪邸。このなんとも言い難い不思議な気持ちは、自分だけの秘密にしていた。
  今思うと何故あんなにも心惹かれたのかわからない。感受性豊かな子ども心ならではの感情なのだろうか。
  実際、大きな豪邸に住みたいという願望もこれっぽち
もない・・・・。
  今は豪邸とは程遠い、この狭い小さな部屋が 私にとっての一番のお城だ。
私にとっての一番のお城だ。

 




子猫が・・・・

子猫の思い出

 

 〜   「子猫」

 

 

 

  今年も寒い季節がやって来た。毎年この時期になると、必ず思い出してしまうことがある。

  それはもう5、6年以上も前になるが、ある一匹の子猫の事である。

 

  地元の広い空地に駐輪場があり、私はいつもそこを利用していた。

  その日もとても寒い日だった。

 

  一匹の子猫が、私の後ろをついて来てミャーミャーと懸命に鳴いていた。

  子猫は可愛かったが、飼える予定もなかったので心の中で(ごめんね…)とつぶやきながら無視した。

 

  そんな日が三日くらい続いた。

  ある時、あまりにも悲痛な鳴き声に負けてしまい、カバンの中に入っていた食べかけのパンを与えてしまった。パンを与えると夢中で食べだした子猫を尻目に、逃げるように帰った。

 

  その翌日、子猫はいなかった。誰かに飼われたのだろうか。それともどこかに移動したのだろうか…

しばらく姿を消して数日たったある日、子猫の姿が駐輪場にあった。

  学生達に囲まれて可愛がられていた。

 

子猫の姿を遠くから見て、安堵した。子猫に気づかれないようにそっと帰ろうとしたその時だった。

  子猫が学生達の中からすっと離れこちらにやって来たのだ。学生達は驚いていた。  「ちょっとー、どこ行くのー?」

 

  子猫は私の前で立ち止まり、まっすぐ見上げると、小さくもしっかりとした声で、「ミャー」と一言鳴いた。数秒後、また学生達のほうに戻って行った。

 

  私はしばし呆然としていた。

 

  きっと子猫は、お礼を言いに来たのだろう。私は嬉しいような泣きたくなるような気持ちを抑え、家に帰った。

 

  あの子猫は今、どうしているのだろう。

今でもあの子猫を忘れることができない。

 



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今日も朝の戦い

  私は、昔からいつもギリギリになって焦るタイプだ。

 

  学生時代の夏休みの宿題、レポート提出、家を出る時間…通勤時、家を出てから最寄り駅に着くまでの道のりも私にとっては、ランニングコースだ。

家を出る時間が遅くなれば、当然走るスピードも上げなければならない。周りの目なんて気にしてたら本気で走れない。

 

  ひとつ困ることがあった。

  あまりに本気で走るものだからバスに乗り込むおばちゃんが、運転手に「ちょっと待ってあげて!」と声を掛けたり、運転手が、私を待ってくれてドアを開けて停車してくれたりすることだ。

 

バスに乗らないので、この時ばかりは申し訳なく頭を下げて走り過ぎ去るが、さすがに気まずい瞬間だ。

 最も緊張の高まる地点は、信号機だ。

 それはまさに魔の信号機と呼ぶに等しく、青信号が瞬く間に黄色、赤へと変わってしまう。おそるべし正念場である。走って、走って、ひたすら走る。ただ乗るべき電車の時刻を目指して。時間にしてほんの十分ほどだが、私はただただひたすら走る。

 

  汗だくになり、呆れられ、愚かだと思われるだろうが、それでも明日も私は走るだろう。

 




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新しいなぜ女性は肩こりになりやすい?

豆知識

なぜ女性は肩こりになりやすい?

 女性は男性に比べて首が長く細身の人が多い傾向があります。

 

そのため、頭を支えるための筋力が必要以上にかかってしまい、肩や首の筋肉が硬くなりやすく、肩こりにもなりやすいと考えられます。

プンプンあせる

さらに腕や肩甲骨を支える筋肉への負担もかかりやすいため、硬直して乳酸が溜まり、血液やリンパの流れも悪くなって、肩こりの症状が出やすくなるのです。

 

足裏チェック

足裏をチェックしてみましょう

 

足の裏で簡単にカラダの不調がわかります。

 

 

足裏のツボを押して全身に響くような痛みがあれば、その該当する部位の調子が悪いということがわかります。

 

早速、足裏を押してチェックしてみましょう。

 

① 親指の腹・・ 痛いなら

睡眠不足や脳が疲れていると考えられます。
最近無理していませんか?

 

② 足の指の付け根・・ 痛いなら

目が疲れているようです。
パソコンやスマホなどを長時間眺めていませんか?

 

③ 足の指を曲げた時にへこむ部位・・ 痛いなら

ストレスがたまっているようです。

 

④ 土踏まず・・ 痛いなら

胃や十二指腸など、消化器が弱っているようです。
食生活が乱れているかも!

 

⑤ かかと・・ 痛いなら

女性なら生理不順であったり、ホルモンバランスが崩れていることが考えられます。

 

 

 

 

 

 

足裏マスター


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沖縄家族旅行

ビリーヴの子育て奮闘記

 沖縄家族旅行

 

  先日、家族で沖縄旅行に行ってきました。

 

  次女(もう七カ月)の親族へのお披露目がメインだったので、観光地らしい所へはほとんど行けませんでした。

 

  それでも、沖縄を堪能して参りました。

特に、美ら海水族館と同じ北部にある古宇利島。

  島に向かう道中のドライヴから楽しめます。山の中を超えたと思ったら突然、現れる一面の青い海。テンションMAX間違いなしです!

 

  そこにある海抜八十二メートルのオーシャンタワーから見た風景もまた最高でした。

 

長女は、タワーのある丘の頂上まで行くカートの運転を楽しみました。自動で動いているのですが、そこはまだ四歳児。すっかり自分が運転しているものだと思い込んでいました。

「ワタシの方が、パパより運転うまいよ。パパもっと練習した方がいいかもね。」

「やかましいわ!」と思ってしまいましたが、「そうだね。もっと練習してうまくなるよ。」と言うと長女は上機嫌でした。

 

 一方、次女はと言うと、終始、爆睡。

「おいおい。こんな景色、都会じゃ、なかなか見られないのに。」

 

  全く正反対の長女と次女でした。

 


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子供 藍染め体験会

多摩大学日本大好きプロジェクトの協力で、「子供 藍染め体験会」を行いました。 「和ごころ」7周年感謝の印として、「日吉の街を元気に」をテーマにした企画でした。 これからも、地域のために、このような企画をしていきたいと思っています。 高田地域ケアプラザのご協力にも感謝です。

 

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JAZZ PIANO

「和」なのに・・・BGMがJAZZ ???

 

それが、中々いいのです。JAZZと言っても、PIANOソロで、静かに、そしてゆったりとして癒されます。
ミスマッチに思えるこの組み合わせが、意外にもお洒落なです。
こんな「和ごころ」で、JAZZの調べに包まれて、ベテランスタッフによる施術で癒されてみませんか?

主な曲・・・
Someday My Prince Will Come
I'm Old Fashioned
A Nightingale Sang In Berkeley Square
The Things We Did Last SummerIndiana
Unrequited
Where Is Love  ・・・・・ etc.

 


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瓦版「和ごころ」 編集後記

オリンピック・パラリンピックを観て (瓦版 編集後記より)

メンタルトレーニングなのか、最近はプレッシャーに負けることがなくなったようです。思い通りの成績でなくても、言い訳をしない、落ち込んだりしない。スグにこれからを見据えたポジティブな気持ちに切り替える。パラリンピックでは特に感じます。「足りないコト」を言い訳なんかにしていません。メダル成績の凄さ以上に、考えさせられました。


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